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ダイビングと飛行機に関する知識。 ~減圧症とは何?

■ダイビングと飛行機に関する知識についてよくある質問についてお答えします。
Q、飛行機に乗った後、ダイビングできないと聞いたことがありますが、本当ですか?

A、旅行の為、飛行機に搭乗してから現地に行き、到着日当日からダイビングをしても問題ありません。
ダイビングしても大丈夫です。

※ダメなのは、ダイビングをした後に、飛行機に搭乗する行為です。
※なぜダメなのか下記で詳しく説明いたします。

■減圧症とは
スキューバダイビングをすると、水中の圧力下で吸っている空気内の窒素が体内に溶け込みます。
体内に溶け込んだ窒素は浮上する(圧力が低くなると)と排出されていきます。
体内に大量の窒素が溶け込んだ状態で急な浮上すると、溶け込んでる窒素が体の中で気泡となり、体の中が激しく振った炭酸飲料のような泡まみれの状態になってしまいます。
この気泡が血液の流れを妨げたり組織等に障害を与えたりすることを減圧症と言います。
※窒素が体内から全て排出される前に飛行機に搭乗すると、圧力の低くなった上空で減圧症が起こります。
※ダイビングした後は、最低でも18時間以上は飛行機に搭乗してはいけません。
(時間に余裕がある方は、ダイビング後24時間は搭乗時間を空けてください。)

■症状
①気泡の量と発生した場所や状態により、いくつかの症状に分けられます。
最も軽症なのが皮膚症状で、皮膚が痛がゆくなり、発疹やまだらな斑点ができることもあります。

②関節に起こる減圧症はベンズと呼ばれ、減圧症の9割以上を占めます。
肩や肘に起こることが多く、鈍痛から始まりやがて針を刺すような激痛に変わります。

③呼吸循環系や神経系の減圧症は、命にかかわる重症です。
また、不完全な減圧を繰り返すと、減圧症の症状がその時に現れなくとも、後に慢性的な関節の障害である骨壊死がおこる可能性があります。

■万が一、減圧症になってしまった場合の応急処置
応急処置は、純酸素吸入を行い、大至急で再圧チャンバーと言う特殊な機械のある病院に運ぶ必要があります。

■減圧症の予防10項目
①高齢者や肥満の人は、なるべく短かい潜水時間にとどめましょう。
②前日はよく睡眠をとり、過度の疲労や体調不良の場合にはダイビングを中止しましょう。
③体温を保持するために環境に適切なスーツを使用しましょう。
※夏場でもディープダイビング時は寒さに注意!!
④ダイビング直前・直後のアルコールや喫煙は避けましょう。
⑤ダイブコンピューターやダイブテーブルを使用して安全な潜水計画を立て、体内に多くの窒素を蓄積させないようなダイビングを行うことです。
⑥浮上の際は窒素を効果的に排出できるように、決められた浮上スピードを守ることが重要です。
※通常時のダイビング浮上速度1分間に10㍍目安です。
⑦ダイブコンピューターは水深や時間等を計算し減圧症を防ぐためのツールですので、利用することで減圧症の予防につながります。
※ダイブコンピューターは、浮上スピードが速いと警告音や表示がでるものがあり大変に便利です。
⑧ダイビング直前直後は水分をしっかりとり、血液をサラサラにしましょう。
※スポーツドリンクや水が最適です
⑨ダイビング中やダイビング直前直後の激しい運動を控えましょう。
⑩安全停止は必ずしましょう。
※安全停止とは、ダイビング終了前に、水中5㍍付近で3分間の待機をする事です。