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ダイビングライセンス最終日では何を学ぶの? ~その4・オープンウォーター認定ダイブ。

ダイビングライセンス2日目は、1日目に学んだスキルの復習から行います。
初日目は、いっぱいいっぱいで行なったスキルでも、復習することで自信につながります。

復習スキルの次は、
1、ホバーリングのスキルを練習します。
ホバーリングとは、直立姿勢のまま、中性浮力がとれるようにするトレーニングのことで、
安全停止や減圧停止の時に特に必要なテクニックですので、一定の水深で止まれるように繰り返して練習します。
手順は、
①水底で膝立ちの状態から大きく息を吸います。
※この時、大きく吸い込んでも、浮き上がらない場合、BCDに1秒空気を入れてください。
②体全体が浮いてきたら、直立を維持し、海底に立っているような状態になります。
③呼吸とBCDで浮力を微調整して、海底から1m程度の位置で止まれるように整えます。
④この時、更に体が浮かび始めた場合は、息を吐き始め、体が沈み始めたら息を吸い始めてみてください。

2、中性浮力を使って流線形姿勢を保ち泳ぐ練習。
中性浮力とは、沈む力と浮く力が、つりあって漂っている状態のことです。
呼吸のコントロールはもっとも重要な浮力の調整方法です。
一般的に、呼吸によって2~4kgの浮力を調整することができます。
海底から1mの高さでピタリと静止したい場合は、呼吸を吐き気味にしたり、吸い気味にしたりして微調整します。
基本、BCDに空気を入れるタイミングは、水面での休息時と、深度が深くなりBCDやスーツの浮力が減少して、水中で通常の呼吸をしていても体が沈む状態になったときです。
適正なウェイト量と正しい呼吸法をマスターしていれば、水深5~8mくらいまではBCDを使用しなくても肺の空気量の調整だけで中性浮力がとれます。
BCDやスーツの浮力は深度によって変化します。
その為、深度が変わるたびに中性浮力は、その深度の変化に応じて調整を行わなくてはなりません。

※BCDの浮力調整のコツをお教えします。
肺の浮力が小さいときにBCDに給気をして中性浮力をとれたとしても、次に息を吸って浮力が増すと体が浮いてしまいます。
①給気をする際には、息を吸って肺の浮力が一番大きくなったときに行うようにします。
②浮力は空気を給気してすぐに発生するものではありません。
空気を入れてから浮力が発生するまでタイムラグが約2秒ほどあるので、給気過剰による急浮上を避けるために、ポン、ポン、ポン、というイメージで、数回に分けて少量ずつBCDに空気を給気しながら様子を見ます。

また、浮上する時は、吹き上げ防止のため、しっかりとBCD内の空気を抜きながら浮上します。
排気の際、インフレーターホースの先端は必ず肩より高く上げましょう。
空気は高いところに集まるので、インフレーター先端が下を向いていると、キレイな排気ができません。

BCDの種類によっては、引き玉やインフレーターを引っ張る方法で、一気に排気できる機能があります。
使用する器材を良く知り、装備されている機能を十分に使ってください。

3、コンパスを使っての移動(実戦で更に細かくお教えします。)
透明度が悪い時や、水中の景色が同じように見えたりすることで、自分の位置が分かりずらい場合に使用することで元の位置に戻れます。
①コンパスは水平を維持します。
②目線の高さに維持して、コンパスを固定し、ラバーライン上に数字を入れます。
※北→0
※東→90
※南→180
※西→270
(北に行きたい場合、ラバーライン上に0が入るように自身が回って動きます。)
③ラバーラインに数字を入れたら、回転ベゼルをセットし、その先にある岩やサンゴなどの動かないものを目標物に定めます。
④目標物とコンパスの針を交互に見ながら、指示されたキック数泳ぎます。
⑤次に、泳いだ先から指示された方角の180度反対側の数字を探して、同じキック数泳ぐと元の位置付近に戻る。
※例→北(0)に10キックの場合、戻りは南(180)に10キックする。
※例→東(90)に10キックの場合、戻りは西(270)に10キックする。

4、緊急スイミングアセント
エア切れ等で、バディーが近くに居なく、どうしても水中で呼吸を確保できない場合に、肺の過膨張を防ぐため、肺の空気を排気しながら泳いで単独浮上する方法です。
肺の破裂に注意して、冷静に浮上速度をコントロールする必要があります。
手順は、
①水面方向を見上げて、右手を頭より高くかざしてください。(障害物から頭を保護します。)
②左手はインフレーターホースを握り排気します。
③レギュレターはくわえたままの状態で、肺の空気をゆっくり細く吐きながらバタ足で浮上開始します。
※この時、肺の中の空気が水面に達するまでに足りなくなった場合、「アー」の声を出すことで肺の加膨張障害を防ぐことができます。
※浮上速度は、1分間に最大18メートルを超えてはいけません。
(この速度目安は、水中で砕けた1㎝の泡に並ぶ速度です。)
④水面に顔を出したら、BCDに浮力確保します。(エア切れを想定してる場合、オーラル吸気で行う)

5、器材のとりはずし方
手順
①タンクバルブコックを閉めます。
②レギュレーターのパージボタンを押してホース内の空気を全部抜き、ヨークスクリューを緩めて、ファーストステージを外します。
③ダストキャップとファーストステージの水気を使用後のタンク空気を使って吹き飛ばし、しっかりヨークスクリューでダストキャップを閉めます。
※この時、目視でダストキャップに水滴がついてないかを確認してください。
④中圧ホースをインフレーターホースから外します。
⑤最後にタンクからBCDをとりはずします。

6、ライセンス講習の良かった点や、補足事項の説明を受け、ログブックに講習記録をつけます。

7、最後に申請書類を記入しオープンウォーター取得合格となります。
※この日以降、全世界の海で潜れるようになります。
おめでとうございます!!

もっと上達したい、全世界のポイント制限をできる限り解除したい方は、オープンウォーターライセンス取得の翌日から、ステップアップの「アドバンス」を取得できます。