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知らなきゃ損!ダイビングライセンスで学ぶ水中生理学とは?

ダイビングでは、水や水圧により私たちの体に対して、陸上とは異なる現象が起きます。
ダイビングライセンスを取得するにあたって、水中で私たちの体に起きる生理現象を理解することは重要です。

そこで今回は、水中で起きる現象を各項目に分けてご紹介します。

今回の記事を読むことで、水中での生理現象をしっかりと理解できます。
得られた知識は、ダイビングライセンスの取得の際に役立ちます。
また、知っていることで、より安全にダイビングを楽しめるようになりますよ!

ダイビング中に起きる現象を8つにわけてご紹介!

ダイビングをしている人

ダイビング中に起きる現象を8つにわけてご紹介します。
ダイビングライセンスの取得の際や、安全にダイビングを楽しむために役立つ知識なので、しっかりと把握しておきましょう!

1. 光と色

水中では、魚の大きさが実際の大きさよりも3分の4倍大きく見えたり、実際の距離よりも4分の3倍近くに見えます。
これは、光が水中から空気中(マスク内)へ入る際に屈折することで起きる現象です。
ロープなどにつかまろうとして手を伸ばしても、思ったより遠くてつかめないなど遠近感が狂うこともあるので、注意が必要です。

また、海の深さが増してくると色がくすんで見えてきます。
これは、色(太陽光)が水に吸収されることで起きる現象で、水中ライトで照らすと鮮やかな水中の世界を体験できます。
最初に赤がくすんで見え、次にオレンジ、黄色、緑、最後に青という順番でくすんで見えるようになります。

2. 音

水中の音は、空気中の音の約4倍の速さで伝わります。
私達は普段、左右の耳に届く音の時間差でその方向を判断しており、その時間差が短い水中では、音の聞こえてくる方向がわかりにくいので注意が必要です。

水中では、しっかりと周囲を見渡して、合図のためにたたくタンクの音や、頭上を通るボートのエンジン音の方向を確認するようにしましょう。

3. 抗力

水の密度は、空気の密度よりも約800倍大きいです。
そのため水中では、立ち上がった姿勢で泳ぐと大きな水の抗力を受け、なかなか前に進めません。
なので、水中で泳ぐときは体を水平(流線形)に保つようにしましょう!

4. 浮力

浮く力をプラス浮力、沈む力をマイナス浮力、浮きも沈みもしない力を中性浮力と言います。
ダイビングでは、基本的にこの3つの浮力を使い分けます。

ダイビング用のスーツや空気を入れたBCDには、プラス浮力があります。
また、肺は肺活量分(2~4ℓ)の空気を出し入れすることができるので、呼吸の方法を変えることにより2~4kgの浮力を調整することが可能です。
さらに、ウエイトベルトにつける重りの量を変えることでも浮力を調整できます。

5. 熱の吸収

水の熱吸収率は、空気の約3,000倍です。
そのため、28℃の夏の水中でも人体平均体温36℃から大量の熱を奪うので、水温に合わせたダイビング用のスーツ着用が必須です。

6. 水中での呼吸法

水中では、圧縮された密度の高い空気を呼吸することになるので、呼吸に労力を感じることがあります。
そのため、水中ではゆっくり大きな呼吸をする必要があり、息を充分吐ききることが呼吸法のポイントです。
息を充分に吐ききる前に吸ってしまうと、過呼吸になり息苦しくなってしまいます。

7. 空気の消費量

水中で全速力泳いでいる時や、緊張した時は呼吸が速くなります。
初級レベルのダイビングでは、全速力で緊張して泳ぐ必要はなく、ゆっくりとリラックスした動きを意識して呼吸をすることが重要です。

8. 肺の過膨張

ダイビング中に呼吸を止めたまま浮上すると、肺の中の空気が膨張し、肺胞が破裂してしまい治療が必要になってしまいます。

また、空気が肺と肋膜の間に漏れると、肺を圧迫し胸痛が起こります。
さらに、漏れた空気が心臓や血管を圧迫すると、気が遠くなったり息苦しくなったりします。

まとめ

ダイビング

ダイビングでは、水や水圧により体にさまざまな影響があります。
水中ならではの生理現象であるため、しっかりと理解しておく必要があります。

この記事でご紹介した8つの項目を把握しておけば、より安全にダイビングを楽しむことが可能となります。
起こりうる危険を十分に理解し、ダイビングライセンス取得にも役立てましょう!