• トップページ>
  • ダイビングライセンスは何を学ぶの? ~その1・器材編

ダイビングライセンスは何を学ぶの? ~その1・器材編

まずはダイビング始めるにあたって、使用する道具(器材)の役割や、名称を学びます。
1、スキューバタンクについて。

スキューバタンクには車の車検と同じような、使用期限があります。
必ず、タンクの外側見える位置に、製造・検査合格年月日・重量・素材等の情報が刻印がされていますので、確認します。

そして、タンクは、一般的に大きく分けて、2種類の素材の物があります。
それは、スチールタンクとアルミタンクです。
タンクの違いは?
缶ジュースを想像ください、スーチル缶とアルミ缶では重さと強度が異なります。
ダイビングタンクも同じで、重さと強度が異なります。
スチールタンクは重くて沈みやすいのに比べてアルミタンクは軽くて浮きやすい。
それは、それぞれの素材のメリットとデメリットでもあります。
スチールタンクは重い分、沈みやすいですが、背負ったときに重心が後ろにかかり、ひっくり返り易くもなります。
アルミタンクは、スチールタンクより軽い分沈みにくくはありますが、水中でのバランスは格段にとり易くなります。

どの素材のタンクを使用するかで、ダイビングする際、沈むために使用する重り(ウエイト)の量を調整する必要があります。
重りの見積もり方は、
アルミタンク使用する場合、自身の体重の1割程度。
(例)体重70㎏の方は、7㎏の重り。

スチールタンクを使用する際は、体重の1割からマイナス2㎏してください。
(例)体重70㎏の方は、5㎏の重り。

※ウエットスーツの厚みや装備品で、重りの量が多少上下する為、目安にお考え下さい。

2、次にスキューバタンクの中身です。
基本的には、大気と同じ割合の空気が入っています。
(窒素78%・酸素21%・その他の気体1%で構成された空気)
※注意※
初めてダイビングする方に多い勘違いは、酸素ボンベという認識。
ダイビングタンクは、100%の酸素入りボンベではありません。

外から目視で確認しても、タンク内の空気が正常かがわからない為、ダイビング器材を取り付ける前に、中身のチェックを行います。
チェック項目は、無色透明・匂い・味が無しであること。
チェック方法は、タンクのバルブを矢印の方向に少し開きます。(矢印はバルブの側面に表示されています。)
この時、タンク内の圧力は通常の約200倍ある為、勢いよく出ます。
勢いよく出た空気を、目で見て、ゆっくり鼻で嗅いで、口で吸ってみます。
この作業は、タンクを交換するたびに、1本のタンクにつき1回必ず行います。(初心者・ベテラン問わず)

3、次に、空気の出口付近の周りに、オーリングという名称の黒いゴムパッキンが正常な状態で付いているかを確認します。
このオーリングが付いてない場合や、古く劣化してる場合は、呼吸器を取り付けた際、隙間ができて密着しない為、空気が外に漏れてしまいます。

4、これから使用するダイビングタンクの確認が終わったら、次にBCDジャケットを取り付けます。

BCDジャケットとは、
BCD=Buoyancy Control Device
(ボイヤンシー コントロール デバイス)
翻訳すると浮力調整器具となります。

浮力がない状態は、このような状態ですが↑


浮力を入れると、こんなにも膨らみます。↑

この、BCDジャケットの浮力コントロール方法を学び、ダイビングは中性浮力を維持します。

BCDジャケットには、インフレーターホースと言う、蛇腹型のホースが付いています。

後に、タンクとホースで接続し、BCDの中に空気を送り込んだり、排気したりして、浮力コントロールに使う為の役割があります。

5、次に、レギュレーター(調整装置)という呼吸器を取り付けます。

レギュレーターのパーツはそれぞれの役割があります。
①メインのタンクと接続する部分をファーストステージと言います。

ファーストステージには、故障の原因となるホコリや水滴が中に入らないようにダストキャップと言う蓋がヨークスクリューと言うネジで固定さて付いています。
使用する場合は、ヨークスクリューを緩めて、ダストキャップを外し、タンクのオーリングと密着させて更にヨークスクリューでタンクとレギュレーターを固定します。

固定する際に、人差し指・中指・親指の3本を使ってネジを絞ります。
(この時、手のひらでギュッと力いっぱい閉めないのがコツです。)
力いっぱい閉めると、タンクバルブを解放した際に、ネジが更に絞られてしまい、取り外す際に固定部分が硬くなり、外しずらくなります。

②口で加える部分を、セカンドステージと言います。

タンク内に充填された圧縮空気を、潜水中のダイバーがいる深度と同じ圧力の空気にして供給し排気します。
※使用前は、確実に空気を供給してくれること、そして給排気がスムーズであることを確認します。

セカンドステージは、2つ付いていることがほとんどですが、その内の1つは予備の呼吸器で、別名オクトパスと言います。
オクトパスは万が一、メインのセカンドステージが故障した場合や、水中でエア切れを起こしてしまったバディ(相方)を助けるために使用する為の予備の呼吸器です。
※オクトパスはホースが黄色だったり、メイン呼吸器より少し長めのホースで設定されてることが多いです。

③そのほか、ゲージ(残圧計器)・中圧ホースがあります。

残圧計は文字通り、タンク内の残り空気量を知る為の機器です。
車で例えると、ガソリンメーターと同じ役割です。


中圧ホースは、BCDジャケットのインフレーターホースに接続します。
このホースを接続することで、タンクからBCDジャケットへ空気を供給できるようになります。

全て取り付け完了しましたら、タンクの空気をゆっくり解放します。
※この時、残圧計は万が一の破裂に備えて、ガラス面をBCDや地面に伏せた状態にするのが安全です。